VISION

すべての命が祝福され、
志ある若者が
夢を追い続けられる世界へ


妊娠し退学をしても、夢を追い続けられる環境を提供することで、すべての新しい命に対して「おめでとう」と言える社会を実現します。

Asiaの変化

10代のシングルマザー

  • 出会った頃のAsia

    成績優秀者で「医者になりたい」という夢をもっていた中学2年生の女の子Asia。しかし中学2年時のある日、年上の男性との間に予期せぬ妊娠をしてしまい、国の条例により強制退学になってしまいます。

    タンザニアでは、間違った性教育によって妊娠してしまう、学費を出してもらう親戚や頼れる家で、体の関係を迫られたとき「断ったら学校に通えなくなる」などと思って断れないこともあります。

  • 自信を持って性教育するAsia

    “どんな仕事でもいいから稼いで、自分で子どもを養いたい”

    LUNAで働いてからのAsiaは、誰かの役に立てていることで自信を持ち始めました。生産したナプキンは、貧困によってナプキンが買えない女子学生たちへ寄付したり、性教育の授業を行うことで新たな若年妊娠の予防も行っています。

    「自分も人の役に立っている」と感じられる経験を通して、1度失った自己肯定感を取り戻していっているのを感じます。

Socail Isuue

私たちの取り組みについて

SOCIAL ISSUE

3人に1人が10代でシングルマザーに

貧困家庭に生まれた女の子たちは、親が学費を出すことができず、親戚や頼れる家に家事をする代わりに学費を出すという条件で預けられます。

そこで体の関係を迫られたとき「断ったら学校に通えなくなる」「親にお金が届かなくなる」などと思って断れないこともあります。

妊娠をしてもタンザニアでは中絶は法律で認められておらず、さらには、学生を妊娠させた男性には懲役30年という重たい刑罰が科されるため、その刑罰から逃れるために、遠くへ逃げてしまうため、妊娠した10代の女の子たちはシングルマザーにならざるを得ない状況があります。 


OUR APPROACH

同じ境遇の仲間と励まし合える職場を提供

タンザニアは国全体で就職難が続いているため、中学の卒業資格を持っていないシングルマザーたちには就労機会は全くと言っていいほど回ってきません。

貧困によって妊娠をして、退学もさせられて、もっと貧困に追い込まれる。彼女たちは被害者なんだ、「自己責任」という言葉では片付けられない社会問題だと感じています。


そこでLUNAは、シングルマザーたちが貧困から完全に抜け出し、自分らしく生きていける社会を創るために、生理用ナプキンの製造・販売を行うソーシャルビジネスを立ち上げ、現在活動しています。

SOCIAL ISSUE

生理用品を買えず感染症や退学に

タンザニアは人口の約45%の人が貧困ラインと呼ばれる1日280円以下で生活しており、約200円する生理用ナプキン(1パッケージ8枚入り)を毎月購入できない女性たちが多く存在します。

生理用ナプキンを購入できない女性たちは、布やスポンジ、新聞紙、ティッシュペーパーなどで代用していますが、衛生的に保つことが難しく感染症の危険とも隣り合わせの状況です。

また、生理用ナプキンを買えない学生は、経血漏れを心配し生理期間3~5日間は学校に行かないということを毎月繰り返すことで、授業についていけなくなってしまい退学に至るという事例が多く報告されています。


OUR APPROACH

生理用ナプキンと性教育の無償提供

生理用ナプキンを学生に寄付する際に講義を通して性教育(性的同意のコミュニケーション、避妊、ライフプランニング)や月経教育(安全な生理の過ごし方、月経の仕組み)を一緒に提供することで、次の若年妊娠を防ぐための活動もしています。

  • 菊池モアナ

    LUNAの代表を務め、タンザニア人MIXの男の子を育てる1児の母。熱い想いと愛でチームを率いるパワフル女子。

  • Asia

    しっかり者だけどお茶目でシャイなダンス好きの女の子。6歳児の双子の女の子ママ。

  • Vaileth

    最年少だけど誰よりもお母さんキャラな頼れる女の子。性教育の講師を担当。

  • Elizabeth

    LUNA1チャーミングな女の子。とても気が利く努力家な頑張り屋さん。

  • Mary

    賢くとっても優しい仲間想いの女の子。心理学を学び、カウンセラーになるのが夢。

  • 木村優花

    やさしく寛大な心でLUNAの活動を支えてくれている若き起業家のたまご。代表の想いを全力で応援してくれる心強いメンバー。

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